注目キーワード
  1. 京都
  2. 大阪
  3. 奈良
  4. 紅葉
WABI SABIは関西の観光に役立つ情報を発信する訪日メディアです。
日本 迷信 言い伝え

【意味・解説付き】ちょっと不思議?日本の迷信&言い伝え8選

日本に古くから伝わる迷信。科学的根拠がないとわかってはいるけれど、何となく無視できない存在、という人が多いのではないでしょうか。

ここでは、そんな迷信を一覧でちょっと詳しくご紹介します。

迷信について調べてみると、そこには意外にも昔の人の知恵や教えが隠されていることもありました。また、信仰心や日本の気候の影響を受けている迷信もありますよ。

それでは、早速色々な迷信をみてみましょう。

北枕で寝てはいけない(北枕は縁起が悪い)

日本 迷信 言い伝え 北枕

北枕というのは、枕(頭)を北にして、足が南を向く方向で寝ることです。一般的な家庭ではこだわらない場合もありますが、老舗の旅館や病院などでは、今でも北枕は避けられることもあります。

日本では古くから、亡くなった人を横たえる際、北枕にしていました。これは、仏教で、お釈迦様(おしゃかさま)が入滅(にゅうめつ=亡くなる)したとき、北枕であったことから、そこから生まれた風習です。

つまり、北枕というのは死者の寝る向きとして広く認識されていたため、普段から北枕にするのは縁起が悪いということになりました。

仏教の信仰心がベースにある迷信なのですね。

また、日本の文化では、死や葬儀を連想するものを避ける意識があることも、この迷信が今でも伝わる要因のひとつとなっていると考えられますね。

お箸のマナーとして日本で避けるべきと言われている、合わせ箸(拾い箸・箸渡し)の動作も、葬儀を連想させるため避けられる動作のひとつです。葬儀でお骨を拾う際には、箸から箸へ骨を渡すことから、食事の際にはタブーとされています。

9と4は縁起が悪い

日本の迷信 言い伝え 9 4 縁起が悪い

日本語では「9」を「く」と発音することから「苦」につながる、「4」は「し」と発音することから「死」を連想させるとされてきました。

そのため、現在でも病室の番号や、老人ホームの部屋番号、車のナンバーなどでは9と4を避けることもあります。部屋の番号が飛んでいるのを見かけたことはありますか?それは、そういった配慮がされているからかもしれませんね。

また、髪をとかす櫛(くし)も割れると縁起が悪いとされています。これも「くし」が「苦」と「死」になる、という考えからきたものです。

一見言葉遊びのようですが、日本人は古くから、声に出す言葉には力が宿るとして、“言霊”(ことだま)と呼んで特別なものとして扱ってきました。「9」「4」が避けられるのも、こういった文化が根底にあるからなのですね。

他にも、結婚式では「切れる」、受験では「滑る」といった言葉を避ける、といった忌み言葉(いみことば)の文化も言霊の考え方によるものです。

血液型で性格がきまる

日本 迷信 言い伝え 血液型

外国の方からみて、日本人の不思議な風習のひとつが、血液型によって性格が異なると広く考えられていることではないでしょうか。

日本では、大人であっても「A型は几帳面でまじめ」「O型はおおらか」といった、血液型による性格診断をたびたび普段の会話の中で持ち出します。

そもそも自分の血液型を知らないことも多い外国の方から見ると、ビジネスの場などで血液型の話題になることに驚かれるかもしれませんね。

日本人の多くは血液型と性格との関係に科学的な根拠がないことは実際は知っていますが、話の糸口をつかむため、さほど親しくない人たちの会話の中で血液型と性格の話題を出します。

というのも、日本ではかつて多くの場合、出生時に血液型を調べていたので、ほとんどの大人が自分の血液型を知っているため、共通の話題として持ち出しやすいのです。

しかし、現在は出生時に血液型を調べることは減ってきています。今後はこの迷信もあまり聞かなくなるかもしれませんね。

おへそを出していると雷様(かみなりさま)にとられる

日本 迷信 言い伝え おへそ 雷様

多くの日本人が、雷が鳴ったらおへそを隠すという迷信を、子供の頃に言われた経験があるのではないでしょうか。

お腹を冷やさないように、お腹を壊さないように、という子供を思う気持ちから言われる迷信です。

日本では、暑い夏の日、夕方になると雷がなって夕立と呼ばれる通り雨が降ることが多く、この時急激に気温が下がります。こういった日本の気候の特徴が、この迷信の生まれた背景にあるのかもしれません。

茶柱が立つといいことがある

日本 迷信 言い伝え 茶柱

茶柱というのは、お茶を入れるときに湯飲みに入ってしまったお茶の茎の部分のことです。この茶柱が、お茶の中で縦になって浮いている状態を茶柱が立つと呼び、日本では縁起がよいとされてきました

茶葉のみを使った高級なお茶には茎が入っていないので、そもそも茶柱がありえません。茎の混ざった状態で販売される安いお茶の方が茶柱が立ちやすいというのは面白いですね。

実はこの茶柱の迷信、高級ではないお茶を売るために、商人が作り出したとも言われています。

今日でも、用いられる販売の工夫は、昔からあったのですね。

くしゃみをするのは誰かが噂をしているから

日本 迷信 言い伝え くしゃみ 噂

くしゃみをするのは、誰かが噂をしているから、という迷信は日本ではとても有名で一般的です。

この迷信の歴史は意外にも古く、日本に現存する最古の和歌集である『万葉集』にもこの迷信に似た和歌がおさめられています。

それが、「うち鼻ひ 鼻をそひつる 剣大刀 身に添ふ妹し 思ひけらしも」です。

この、“鼻ひ”というのはくしゃみの意味で、ざっくり現代語訳すると、「くしゃみが何回も出る、恋人が私のことを思っているようだ」といった内容となります。

奈良時代(710年から794年ごろ)には、くしゃみは恋人に思われているときに出る、恋人が会いに来てくれるときに出る、と信じられていたのだそうです。

今から1300年も前の時代にも、今と似た感覚の迷信があったというのは興味深いですね。

ひな祭りが過ぎた後もひな人形を片付けないと晩婚になる

日本の迷信 言い伝え ひな人形 ひな祭り 晩婚

3月3日のひな祭りは、日本では女の子の成長を願うお祭りです。ひな祭りに飾る人形はひな人形と呼ばれますが、この人形をひな祭りが過ぎた後にもなかなか片づけないで置くと、その女の子はなかなかお嫁に行けなくなる、という迷信です。

現在は、簡易的なひな人形を飾る家庭も多く、豪華で大掛かりに何段にもなるひな飾りを毎年出している家庭は多くはありません。

しかし、かつては、人形の数も多く、道具などもたくさん飾る、何段にもなる壇飾りを出す家庭も今より多くありました。ひな人形の片付けの作業は、大切な人形を扱うだけに丁寧さが必要なうえ、こまごましたもののも多く、腰の重い仕事だったことでしょう。

そんな仕事をするために背中を押すのがこの迷信だったのかもしれないですね。

夜、爪を切ると親の死に目にあえない

日本 迷信 言い伝え 夜に爪を切ると親の死に目に会えない

電気が普及して以降、夜でも明るいのが当たり前になりましたが、日本人は電気が普及するまでは、行灯(あんどん)や提灯(ちょうちん)などの薄明かりで夜を過ごしていました。

暗い中で爪を切るのは危険、という注意喚起のためにできた迷信です。

最後に・・・

日本 迷信 言い伝え

さて、迷信8つ、厳選してご紹介しましたがいかがでしたか?

ところで、今回、「8」つの迷信をご紹介したのにはちょっと訳があります。

いまでこそ、横書きの日本語を見ることの方が多く、縦書きのものに触れる機会は減っていますが、日本語は元々、縦書きで記されてきました。

縦書きの際、8を漢字で「八」と記すと、“末広がり”になることから、縁起が良い数字といわれているんですよ!

信じるも信じないもその人次第の迷信。しかし、ちょっと詳しく調べると、迷信には日本の色々な特徴が想像以上に隠されていました。

おすすめの観光地や疑問について何でも答えます!
「WABI SABI公式LINE」友達追加はこちら↓

WABI SABI LINE@

日本 迷信 言い伝え
最新情報をチェックしよう!
>読むだけで日本を体験

読むだけで日本を体験

WABI SABIは訪日観光客・訪日留学生向けに情報を発信するインバウンドメディアです。東京に次ぐ大都市である大阪・京都を拠点に日本全国の情報を各地域ごとに紹介していきます。旅行のコーナーでは日本食・オススメ観光地・宿泊情報を紹介。文化では日本のマナー・伝統・日本語について紹介。訪日留学生のコーナーでは、大学情報・留学生の生の声・ライフスタイル、趣味・娯楽を紹介していきます。

読むだけで日本を体験でき、日本を深く知ることが出来る。そんなきっかけを与えられる日本一のインバウンドメディアにしていきます。

CTR IMG