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凧

【和凧】自分で作って、自分で飛ばそう! 日本伝統の凧って楽しい!

一番最近、凧あげしたのはいつですか?

お正月の遊びとしてお馴染みの凧あげ。

大人になると、なかなか凧あげする機会がない人の方がほとんどではないでしょうか。

でも実は、日本伝統の【和凧】には、いろんな魅力がつまってるんです!

今回は和凧の作り方や歴史、あげ方のコツなどについてご紹介します!

江戸の人たち、凧あげに夢中!大流行して禁止令「いかのぼり禁止令」まで出た!・・・ん?タコじゃなくてイカ?

凧

日本には、平安時代(西暦794年-1185年)の中頃までには中国から伝わっていたと言われている「凧」。
紙老鳶(しろうし)、紙鳶(しえん)と書き、一般的には「イカのぼり」と呼ばれていました。

江戸時代(1603年-1868年)になると各地で凧あげが大流行しました。

その流行のさまは、大名行列に凧が落ちたり、凧によって屋敷の屋根が破損されたり、また、農作物に被害が及んだりして、問題になるほどでした。

1650年代には「いかのぼりあげ禁止令」といった禁止令が出されたことからも、いかに江戸時代の人々の中で、凧あげが人気の遊びだったかがわかります。

ところで、現在は「凧」:タコと呼ぶのが一般的ですが、この呼び名は、江戸時代に江戸の人々で用いられるようになったと言われています。それまでは、江戸を含む関東地方でも「イカ」と呼ばれていたそうです。また、関西では明治時代までは「イカ」と呼んでいました。

「凧」の形状が「タコ」や「イカ」に似ていることから、この名が広まったと考えられています。

凧と浮世絵

凧揚げ 浮世絵
出典「山星書店 浮世絵 在庫目録 名古屋」

江戸時代に大流行した、凧あげと浮世絵。

この二つの文化はとても親和性が高く、凧あげの様子は浮世絵にしばしば描かれてきました。

ここでは代表的な作品をご紹介します!

春の明ぼの(はるのあけぼの)

凧揚げ 浮世絵 春の明ぼの
出典「くもん子供浮世絵ミュージアム」

歌川国輝(うたがわくにてる)の作。

お正月に、子供が江戸で凧あげをしている様子を描いた錦絵です。

東子供春のあそび(あずまこどもはるのあそび)

凧揚げ 浮世絵 東子供春のあそび
出典「くもん子供浮世絵ミュージアム」

歌川國郷(うたがわくにさと)作。

「東子供(あずまこども)」とは、“江戸に暮らす子供”と言う意味です。

〔春の明ぼの〕と同様、江戸の子供たちがお正月の遊びをしている様を描いた作品です。

江都勝景(えどしょうけい)中洲より三つまた永代(えいたい)ばしを見る図

凧揚げ 浮世絵 江都勝景(えどしょうけい)中洲より三つまた永代(えいたい)ばしを見る図
出典「くもん子供浮世絵ミュージアム」

歌川国芳(うたがわくによし)作。

隅田川の中州で老若男女が凧をあげている様子を描いた作品。

“永代ばし”というのは、墨田川に架かる「永代橋」の事です。

江都駿河町三井見世略図(こうとするがちょうみついみせりゃくず)

凧揚げ 浮世絵 江都駿河町三井見世略図
出典「江都駿河町三井見世略図」

【富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)】のひとつ。

葛飾北斎(かつしかほくさい)の作。

江戸の呉服店、三井越後屋(みついえちごや)を中心に駿河町の街並みと景色を描いた作品。

三井越後屋は現在の日本橋三越です。

富士山と共に大空高くあがる凧が印象的です。

遠州秋葉遠景袋井凧(えんしゅうあきはえんけいふくろいたこ)

二代目歌川広重(うたがわひろしげ)の【諸国名所百景(しょこくめいしょひゃっけい)】のひとつ。

遠州とは、現在の静岡県。袋井は東海道五十三次の27番目の宿場です。

袋井に伝わる丸凧が描かれ、江戸の凧との違いも楽しむことができます。

実は簡単?和凧の作り方!

シンプルな材料で、器用な人なら2時間もかからずに作れます。

自分好みの凧をつくって、空にあげてみましょう!

今回は比較的あげやすいとされる、「六角凧」の作り方をご紹介します。

ちなみに、六角凧は新潟県三条市で古くから親しまれている凧です。

材料

  • 和紙(薄手で丈夫なもの)
  • 平竹ひご(幅4ミリ~8ミリ程度)・・・「竹ひご」の中でも平たい種類ものを平竹ひごと呼びます。
  • 木工用接着剤・・・普通の糊より、比較的速乾性のあるものの方がつくりやすいです。
  • 凧ひも

作り方

①和紙を六角形に。
和紙を縦半分におり、折ったままの状態で上下を斜めに切って六角形を切り出します。
余った部分は補強用の紙として使えるので、捨てないで。
※左右対称の形にすることがポイント。
※正六角形ではなく、下側の角が細長くなるようにカットすると、よくあがる凧になると言われています。

②和紙に絵を描く。
お好きな絵柄をご自由に。
日本の伝統的な凧の絵には、奴(やっこ)があります。
絵に自信が無い方は、「寿」などの文字を入れても。

③和紙に骨組みとなる竹ひごをつける。
まず縦の中心に接着剤で竹ひごをつけます。
次に、横に二本の竹ひごをつけます。竹ひごに節がある場合は、節が中心にくるように配置し、左右の重さのバランスを崩さないようにしましょう。

④補強用の紙(4センチ四方程度)を竹ひごの端に貼る。

⑤横骨になっている二本の竹ひごの、上の竹ひごを三等分する位置あたり、左右対称の位置に補強用の紙を貼る。
縦骨となっている竹ひごの、下の横骨と交わっているところの少し上に補強用の紙を貼ります。
(下図の青い斜線の部分が補強の紙です)

④で横骨の補強用の紙を貼った位置にタコ糸を結ぶ。
(上図の赤い丸の部分)

と、ここまで凧の作り方をご紹介してきましたが、より詳しい作り方、バリエーションを知りたい方は、以下のサイトも参考にしてみてくださいね!

カイトと和凧って何が違うの?

和凧 カイト

日本伝統の和凧とカイト(洋凧)、どんな違いがあるのでしょうか?

まずあげられるのが、素材の違いです。

和凧は主に和紙を用いています。一方、カイトはビニールなどの素材を用いて作られています。
骨組みも、和凧では竹が、カイトではプラスチックなどが用いられることが多いようです。

次に特徴的なのが、そのです。

和凧は長方形、五角形の形をしていることが多いのに対し、カイトは猛禽類(もうきんるい)の飛行している姿のような、三角形のものが一般に多く出回っています。

カイトは風が穏やかな日でも飛ばしやすいという長所がある反面、和凧以上に風の影響を受けやすく、強風の日には扱いが難しいと言われています。

凧あげ、上手にあげるコツは?

では、凧あげを上手にするコツをいくつかご紹介します!

※凧あげを行うときは、絶対に電線の無い場所で。万が一引っ掛かってしまったら、電力会社に連絡して外してもらいましょう。自分で取ろうとすることは、絶対にやめてください。感電など大きなけがに直結します!
  • 走り回れる広い場所で。風の吹きやすい河川敷、公園がオススメです。
  • 初心者は二人一組で。ひもを持つ(凧をあげて操作する)役と、初めに凧を持つ役に分かれましょう。凧が地面についた状態から始めるよりも、持ち上がっている状態でスタートする方が空気の力をうまく利用できます。
  • 凧を持つ役の人は、ひもを持つ人の風下に。腕を上にあげて、空気の抵抗が生まれるように凧を立てて持ちます。
  • 二人で同時に走ります。凧を持つ役の人は、凧が空気の抵抗を受けて浮き上がるような感覚になってきたら、上に向かって放つようにして、凧から手を離します。
  • ひもを持つ役の人は、ひもがたるまないように気をつけましょう。

凧の博物館

和凧についてもっともっと知りたい方におススメなのが、凧の博物館です。

実際の凧を見ることができるなど、昔ながらの遊びを、ぐっと身近に感じることができますよ。

凧の博物館の基本情報

  • 住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋1-12-10
  • 電話番号:03-3275-2704
  • HP:https://www.taimeiken.co.jp/museum.html
  • PRポイント:江戸凧を中心に、3000近くの凧を見ることができます。

世界凧博物館 東近江大凧会館の基本情報

  • 住所:〒527-0025 東近江市八日市東本町3-5
  • 電話番号:0748-23-0081
  • HP:http://www.oodako.net/
  • PRポイント:国内外の凧を展示する博物館。日本一の大きさの「東近江大凧」は圧巻。

五十崎凧博物館(いかざきたこはくぶつかん)

  • 住所:〒795-0301 喜多郡内子町五十崎甲1437
  • 電話番号:0893-44-5200
  • HP:http://www.ikazaki.ne.jp/takohaku/
  • PRポイント:大凧合戦の伝統で有名な五十崎の地にある博物館。合戦に使用される「けんか凧」などを間近で見ることができます。

今回は日本の凧についてご紹介してきました!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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