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だるま 歴史 種類 産地

【だるま】え?王子がモデルなの!?目はどっちから書き入れる?

願掛けに使う【だるま】。実は、王子で僧侶(そうりょ)だった人物をモデルにつくられ始めたってご存じですか?

そして、右目と左目、書き入れる順番に意味はあるの?
・・・よくよく考えてみれば、結構不思議なだるまの風習。

今回はだるまについての色々をご紹介したいと思います!

だるまのモデルはインドの王子?!

だるま 種類

だるまのモデルは、南インド香至国(こうしこく:現在のチェンナイのあたり)の王子であった、達磨(だるま/ダツマ/タツバ)だと言われています。
達磨は六世紀のはじめに中国に渡り、禅宗を伝えた人物と伝えられています。

中国の少林寺で9年間も壁に面して座禅し、悟りを開いたという「面壁九年(めんぺきくねん)」の伝説でも知られます。

この伝説における達磨の姿が、手足の無い、だるま人形のフォルムの原型だと言われています。

だるまの歴史は?

だるま 歴史

►室町時代(1336年-1573年)

中国で不倒翁(ふとうおう)と呼ばれていた起き上がり小法師(こぼし)が日本に伝えられ、関西を中心につくられるようになりました。
この起き上がり小法師が現在のだるまのもともとの形であったと考えられています。

►江戸時代(1603年-1868年)

何度倒しても起き上がる起き上がり小法師と、達磨の「面壁九年」の伝説が結びつき、縁起物としてだるまがつくられるようになりました。
この際、当時特別な力を持つと考えられていた「赤」の色がだるまにも用いられることとなりました。

►明治時代(1868年-1912年)以降

それまで赤に限られていた色に、大日如来(だいにちにょらい)の「五つの知恵」や、風水と結びつけるなどして、縁起の良いとされる色や、願掛けにちなんだ色のだるまもつくられるようになりました。

目の入れ方に決まりはあるの?

だるま 目の入れ方

最も一般的なのは、最初に一つだけ目を入れ、願いが叶ったらもう一方の目を書き入れるという方法です。

新しいだるまの左目(向かって右側)にまず、目を入れ、願いが成就したら、右目(向かって左側)に入れます。

これは、達磨の左目は物事の始まりを意味する「阿(あ)」、右目は終わりを意味する「吽(うん)」を表すという考え方もとづくものです。

だるまにはどんな種類があるの?だるまの有名な生産地ってどこ?

だるま 種類 生産地

続いて、特に有名なだるまを種類ごとに一覧でご紹介します!

►高崎だるま

群馬県高崎市を中心に生産されているだるま。別名「上州だるま」。

高崎だるまの生産量は、日本のだるま生産量の約80%をしめ、日本一です。

眉毛は「鶴」、鼻から口ひげは「亀」をモチーフにしていて、日本で縁起が良いとされるものを盛り込んだデザインになっています。

また、江戸時代からの歴史があり、高崎だるまは群馬県の「ふるさと伝統工芸品」に指定されています。
多くの人が「だるま」と言ってイメージするのは、この高崎だるまの姿なのではないでしょうか。

►白川だるま

福島県白河市でつくられているだるま。

白河だるまは、丸みを帯びた穏やかな顔が特徴で、眉毛は「鶴」、口ひげは「亀」をモチーフにしています。顔の両側には松と梅、口の下には竹が描かれて、縁起がよいとされるものが沢山描かれています。

福島県で生産されていますが、関東のだるまの一種に分類されます。

江戸時代からの伝統を受け継ぎ、現在も年間15万の白川だるまがつくられています。

►松川だるま

宮城県仙台市を中心につくられているだるま。

江戸時代に仙台藩士の松川豊之進がつくり始めたことから「松川だるま」と呼ばれるようになりました。

背の側は赤色ですが、表側は群青色をしています。これは、武士が高貴な色として群青を好んだためと言われています。

また、大きな特徴としては、初めから目が描かれているという点があげられます。
初めから目が入れられた状態なのは、仙台藩の初代藩主であった伊達政宗が、病気によって片目の視力を失った「独眼」であったため、政宗への配慮から、という説や、四方八方を見守るためという説が伝えられています。

制作には、「仙台張子」と呼ばれる張子の伝統的な技が用いられています。

※張子/張り子:竹などで組んだ枠や、粘土で作った型などに、紙を重ねて貼って造形する、伝統玩具などに用いられる技法。中は空洞になっているため、軽いという特徴があります。

►越谷だるま

埼玉県越谷市でつくられているだるま。別名「武州だるま」。

顔の部分の色が白く、鼻がやや高いつくりをしているところが特徴的で、その姿は“美男子”と称されることも。
現在でも越谷では年間約40万個のだるまがつくられています。

また、「越谷張子だるま」の名称で、埼玉県の伝統的手工芸品に指定されています。

►東京だるま

別名「多摩だるま」。東京都西部に位置する、瑞穂町、青梅市、立川市が主な生産地です。

養蚕業と結びついた歴史を持ち、明治(1868年-1912年)から大正時代(1912年-1926年)、生糸の販売の隆盛と共に、だるまの生産も盛んになりました。

高崎だるまに比べて、あっさりとした顔立ちなのが特徴です。

►姫だるま

愛媛県松山市で生産されるものと、大分県竹田市の「ごとう姫だるま工房」でつくられるものが特に有名です。

「姫」と称されるとおり、女性の姿をしています。

どちらも目が入れられた状態でつくられます。

訪れてみたい、「日本三大だるま市」

だるま 三大都市

日本各地で開かれるだるま市のなかでも特に盛況で、「日本三大だるま市」と称される市をご紹介します。

►深大寺(じんだいじ)だるま市

東京都調布市の深大寺で、毎年3月3日と4日に「厄除元三大師大祭」にあわせて行われるだるま市。

寺の境内には300軒以上のだるまの店などが並びます。

また、購入しただるまは、僧侶に目入れをしてもらうこともできます。

基本情報

►毘沙門天(びしゃもんてん)大祭だるま市

静岡県富士市の香久山妙法寺(こうきゅうざん みょうほうじ)別名「毘沙門さま」で行われるだるま市。

開催日は旧暦の1月7日~9日(2020年は1月31日・2月1日・2月2日)の三日間です。

出店する露店は1キロを超えると言われ、「東海一の高市(たかまち)」とも称されます。

基本情報

►高崎だるま市:現在、高崎市内のふたつの市が「高崎だるま市」の名で知られています。

①少林山七草大祭

群馬県高崎市の達磨寺(だるまじ)で例年1月6日・7日に開催されるだるま市。

“福ダルマ発祥の寺”として伝えられる達磨寺が数十万人の参詣者で賑わいます。

だるま市開催時以外でも、毎日だるまの絵付け体験を行っています。

また、達磨寺はドイツ生まれの建築家、ブルーノ・タウトが過ごした寺としても知られています。

基本情報

②高崎だるま市

群馬県高崎市の高崎駅前で新年に開催されるだるま市。(2019年は1月1日・2日に実施)

高崎だるまの販売以外にも、高崎名物の食べ物や、名産品を楽しむことができます。

基本情報

最後に・・・

今回は「だるま」についてご紹介しました!

日本の中にもたくさんの種類の「だるま」があることが分かって頂けたと思います。

みなさんも願掛けにだるまを買ってみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました!

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